アスファルトの隙間から夜が滲み出す
「空車」のサイン消して静寂に浸る
バックミラーに映るぼやけた街の灯
行き先のないメロウな逃避行
ハンドルを握る重い体が溶けていく
もう誰の目的地も運ばなくていい
ただこのリズムに身を委ねるだけ
揺れてミッドナイト・クルーズ微睡(まどろ)みの中で
潮風が混じるビルをすり抜けて
俺はただの自由な一滴(ひとしずく)の水さ
ミラーに溶ける真夜中の City Light
脳内の弦がふいに微かに弾かれた
「明日は、どこへ行こうか」
不意に灯がともる角を曲がったその先で
スティックケース抱えたGirlが手を振る
揺れてミッドナイト・クルーズ加速する鼓動
ミラーに溶ける真夜の City Light
「どこまで?」